訪問介護編

東京都 荒川区ヘルパー 女性(利用者 要介護度5 女性 主利用時間 夕方から翌朝)

これまでは紙おむつを利用してきました。私は訪問介護で伺っていますが、食事をしっかり摂取され、排泄量が大も小もかなり多いことは確認していました。介護にあたるご家族は、脳梗塞の後遺症で片麻痺のご主人なのですが、「困るのは夜間にも多量の尿、便の排泄があり自分では自分の体のこともあり対処できないが、深夜のヘルパーさんを複数回頼むことは経済的にも厳しい」とおっしゃっていました。早朝から日中帯、最後は21時の身体介護に入っていたのですが、深夜は別会社の身体介護サービスを受けていた状況です。 マインレット夢を利用し始めて、ヘルパーで入っている各社の方々にメーカー担当者が説明してくれて、最終的には夕方のおむつ交換時にマインレット夢を装着し、翌朝のおむつ交換時に外すというスタイルが定着しました。完全夜間型利用です。これにより、9時、そして深夜のおむつ交換のための訪問介護はカットになりましたが、ご主人は希に排泄量が多いときに一杯になった汚水タンクをトイレに流すだけと、片麻痺の状況でも対処できる範囲となり、負担が大きく減ったことを喜んでいました。また、何より利用者ご本人が「洗浄されて、常に清潔でいられて気持ちがいいねぇ」とおっしゃっていました。 私としては、それ以外にも居室の中が臭い(便臭や尿臭)はなくなって、段ボールで積まれていた紙おむつや尿取りパットの箱が少なくなり、全体的にかなりきれいになったということです。初めてこのようなご家庭に当たったのですが、この先使い方によっては相当数利用者があるなと思いました。私の立場から、訪問先でセールスはできないのですが幅広くお知らせしたいなと思いました。

埼玉県 戸田市ヘルパー 女性(利用者 要介護度5 女性 主利用時間 21時頃から翌朝)

私自身がこれまで長年ヘルパーとして働いてきた中で、このように機械に任せるなんて…正直、邪道だと思うし、介護の精神に反すると思っていました。 しかし、現在泊まり込みのヘルパーとしてこのご利用者様のところでの利用状況から私の考えも少し変わったように思います。私も60歳代で、経験やら知識は持っていると自負はしていても、一人でおむつ交換をすることは現実的に力が足りない。ココに伺うようになって実は密かに思っていたのが「ここ(マインレット利用者宅)でなら、自分の職業人生が長くなる」ということでした。排泄介護にかかる私どものような立場の者もそうですが、ご家族の負担が大幅に減り、ご利用者様本人の気持ちよさや清潔が保たれるなど、安定して簡単に使えるなら時代とともにこのような機械も必要なのかな…とも感じています。


2020年05月15日